№38. Hyena ~ハイエナ~【Divine Animals Oracle】カード解説(ディバイン アニマル オラクル シリーズ38)


こんにちは、テレサです。

更新がすっごく久しぶりになってしまいました。申し訳ありません!

久しぶりに、今回はカードナンバー38、ハイエナです。

 日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。

 参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。

 じゃあさっそく、いくよー!

№38. Hyena ~ハイエナ~

【恐怖、おそれ、がテーマ】

 ハイエナの中でもブチハイエナには、様々な国の文化の中で豊かな神話が存在します。これは西アフリカのお話。

 はじめは暗闇で、長い夜が続き、とても寒く星はなく、月も生まれたばかりの頃のこと…遠く離れたとても高いところに太陽がありました。

 多くの動物が、太陽に近くまで行きたいと考えました。特に鳥が試みました。ハイエナは太陽を見て考えました。「空の周期で太陽に近づくまで待って、それから太陽をつかまえよう。」

ハイエナがそしらぬ顔で待っていると、太陽はハイエナを気にかけず下に回ってきました。
巨大な顎と強い歯、そして波打つ筋肉を持つハイエナは、一斉に空中に飛び出して、太陽を地上に引きずり下ろして何もないところに光と暖かさをもたらしました。

ハイエナは楽しそうに笑いながら、獲物の熱い骨を食べました。

もう一つのお話は、ケニアのメルーに伝わるもの。最高神のムルングが地上に住む人間たちに「死んでも生まれ変われる」ことを伝えようと、モグラに伝言を託して人々の元へおくりました。

そんな時、ハイエナに会ったのです。「モグラさん、どこへ行くの?何をしてるの?」

最高神ムルングからの伝言をハイエナに伝えたところ、ハイエナは目を細めて歯をむき出しにしてこう言いました。

「そんなことがあるはずがない。人が死ななければハイエナが食べるものがなくなるじゃないか。そんなこと伝えたら、お前をまた見つけ出して喰ってやる!!」

怖くなったハイエナは人間たちに、死んだ後も生まれ変わることはできないと伝えてしまいました。

戻って最高神ムルングに伝えたモグラは、ただ皆から引き離されて地上へもぐり、夜だけしか出てこれない罰を受けました。

ブックレットにはこう書いてあります。

 自分の恐怖心、特に異なるものや未知のもの、死への恐怖心を調べてみましょう。信念、人、場所など、何かを放棄することになるかもしれません。自分にとって変だと感じるものでも、それが美しくないとか、良くないものというわけではないことを忘れないように。人には仕事があり、人には才能があります。正しい理解をするために、正しい情報を得るようにしましょう。

―Divine Animals Oracle 付属のブックレットより

ハイエナは、ネイティブ・アメリカンの伝統におけるコヨーテのように、独自性を持った聖なる神。コヨーテよりはダークな印象。だって死体を食べるってイメージがすごく強いですよね。

だからこそ、ハイエナはトリックスターであり、境界線を超える者であり、謎をもたらす者。死者の躯を食べることから、葬儀の儀式では重要な役割を果たしています。

ハイエナは死を思わせるシンボルでもありますが、不要になったものをクリアリングする役割も果たします。 

アフリカのマサイ族では、死体をハイエナに食べさせるために外に出しておき、その死体がハイエナの群れに拒絶されたら、それは社会的、精神的な不名誉を意味するのだとか。

さて実際の動物、ハイエナは捕食者的な肉食動物で脳内の前頭葉皮質の様子から高度な問題解決能力を持つ非常に知的な動物なのだそう。

チームで狩りをし戦略や時間、協力するための準備をする様子が学者によって観察されています。心臓も大きく強力な持久力を持ち、母系家族でメス同士が争うこともある競争社会。噛む力はグリズリーより強いとか…

この動物は今-

 絶滅の心配はありませんが、狩猟や生息地の破壊により数が減少しているそうです。

 動物の亡骸を食べるイメージから、自分の古くなった考え方や価値観の手放しに意味合いをつなげたカード解釈のようですね。神話で紹介されているお話は、カードの意味あいからあまり関連していないように思います。このカードって、やっぱり死につながるイメージが強いから、タロットの13番「Death」とも近い感じがします。実際に死ぬというのではなく、自分にとって大切な何かを失うかもしれないけれど、魂は死なず、新たな大切なものを得てまた生を続けていく。
 ウエイト版タロットでもそうですが、「命を失う」怖さは、自分をつくりあげていた価値観を失う怖さでもあります。ハイエナのこのカードは、死の変容というよりは、失う「怖さ」に焦点が当てられているようですね。
  オラクルカードのメッセージとしてはこれらの考え方からもわかるように「自分が違うと思っていること」「怖いと感じるもの」を認め挑戦してみよう、その怖さをちゃんと見据えて手放そう!みたいな感じでしょうか。多様性を認めることにもつながりますね。
 さて人物としてこのカードを見るなら…うーん、美醜でいうなら、見た目だけでいえば「醜」の方に当てはまるでしょう。しかし知的で問題解決能力にたけていて、人と協力できる。足は速くて持久力ばつぐん。そして…後始末がうまい!?