№44. Jackal ~ジャッカル~【Divine Animals Oracle】カード解説(ディバイン アニマル オラクル シリーズ44)


こんにちは、テレサです。

今回はカードナンバー44、ジャッカルです。長かった Divine Animals Oracle の旅、今回がラストのカードです💖

 日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。

 参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。

 じゃあさっそく、いくよー!

№44. Jackal ~ジャッカル~

【真実、がテーマ】

 エジプトの神話に出てくる、雄大なジャッカルの頭を持つ神、アヌビスはエンバーマー(遺体の処置をする人)のそばに立って、作業が正しくできるように導き、適切な呪文に満足げに耳を傾けます。

 アヌビス神は死後の世界へと旅立つ新たな魂とともに旅をし、勇気づけ、女神マアトのもとへと連れて行きます。彼は限りなく優しい神です。

 女神マアトは死者の魂を羽と比較して計量し、その魂が永遠の生命を得られるか決定するのです。アヌビスはそれを偉大な死者の書に記録します。(※一般的に書記官はトートですが、ここではブックレットに従います)

一見恐ろしく見えるアヌビス神ですが、実はそうではありません。

 ジャッカルは死後の世界を体験したいからこそ、死者たちが真実に満ちた良い人生を送ってきたことを願っているのです、そうでなければアメミットに魂を食べられてしまうから。

 

ブックレットにはこう書いてあります。

 本物であることは重要です。恐れずに自分の真実を生きてください。あなたの周りの誰かが、本当のことを話していません。自分でコントロールできないことを恐れてはいけません。
 人は皆、遺産を残します。それが自分にとって何であるかを考えるべきです。死は人生の一部です。

―Divine Animals Oracle 付属のブックレットより

 中世後期にオシリス神への信仰が強くなると、オシリス神ははアヌビスの仕事の多くを、死者の世話役や保護者として引き継ぎました。

 その後、アヌビスの神話は特定の防腐法やミイラ化の過程に焦点を合わせるようになりました。ミイラ化のプロセスがいかに丁寧で効果的であったかは、今日でも驚くべきことです。

 葬儀の司祭は、アヌビスの聖なる仮面を顔につけてミイラ化を行うことで、死者は神そのものとなったのです。

死者の魂を食べるというアメミットは…

 さて実際の動物としては、ジャッカルは犬科で雑食。日和見的に狩りをしたり、死体を食べたりするので墓地や戦場の現場にいると言われています。

 広いテリトリーを持ち、持久力があって、高温の中長距離を休みなく移動することができます。大きな群れをつくらず単独行動がメインですが、狩りをするペアはよく見られます。

 子どもの死亡率が高いので、母親は数週間ごとに巣穴を新しく移動するのだとか。

この動物は今-

 絶滅の心配はいりません。

 ジャッカルといえばアヌビス。まさに死者を見守り導く神。ウエイト=スミス版タロットの「運命の車輪」にも登場するのは、人の生死、運命の流れに深く関連するカードだからですね。死を忌み嫌うところから、つい演技が悪いと思ってしまいがちなアヌビス神ですが、カードのブックレットに言われずとも、そんなことないのはよくわかります。今を、自分の真実を生きれば、アメミットに魂を食われてしまうことはない。
 この女神マアトの羽の裁きを思えば、このカードのメッセージも理解ができますね。死を思うからこそ自分が後世に遺せるものを考える。自分の真実を生きることを求める。今世の終わりを自分でコントロールできないことから、「自分でコントロールできないことを恐れるなかれ」という意味合いへ…!ブックレットは真実、という意味合いからか、誰かが本当のことを話していないという警告にも派生しています。
 さて人物像としてのジャッカル。かなり運動神経よさそうですね。過酷な状況におかれても、粘り強く耐え抜く人。カードの宗教的なイメージから派生させれば葬儀関係、最近死者を看取った経験をした人なども。

ウエイト=スミス版タロットの10番『運命の車輪』

右下で輪に沿っているオレンジ色の動物?がアヌビスと言われています。