こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー43、ヘビです。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№43. Snake ~ヘビ~
【創造、脱皮、がテーマ】
オーストラリア・アボリジニの虹のヘビの神話が紹介されています。現存する世界最古の天地創造物語の一つ。
このヘビの神話は芸術作品や口伝のストーリーに多くのバリエーションや特徴があって、オーストラリア全土に広がっています。
天地創造の時、虹の大蛇が天から水を下ろしてきたという説、また虹の大蛇が地殻を突き破りすべての生命を目覚めさせた、など。
この大蛇は渓谷や山や谷を創造して旅をし、それらをつないで水脈を作り、その水によって地球上の生命が始まり、爬虫類、鳥類など、あらゆる動物を目覚めさせ生命の循環を創出しました。
人間は虹の大蛇によって部族に深く結びつけられた動物を与えられました(トーテム)。部族はトーテム以外の動物を食べることができました。部族間のバランスの取れた共存と土地とのつながりが相乗効果となり必要とされました。
ブックレットにはこう書いてあります。
これまでの自分を脱ぎ捨てて、新たなことに挑戦する時が来ました。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
創造することはあなたに与えられた生まれながらの権利。
停滞は萎縮を意味するのだと理解して、創造的な流れを恐れてはいけません。
体の不調があれば治ります。
あなたには大いなる変化を起こす能力があります。
まだ開始していないのなら始めましょう。
オーストラリアは環境意識が強い国で、水が不足していることもその理由の一つと言われています。虹の大蛇は私たちに水の尊さを認識させ、生命そのものを続けていくために、いかに水に頼っているかを問いかけています。
ヘビは、世界の伝説でもとても強い動物のシンボルと言えます。蛇が登場する有名な神話には、北欧神話ラグナロクでトールと戦うミッドガルドの蛇ヨルムンガンド。
聖書ではアダムとイブの物語における悪と誘惑の表現、ホピ族のスネークダンス、古代ギリシャ神話では蛇の頭を持つメデューサ、そして古代エジプトでは特にコブラ、ヒンズー教や仏教ではナーガなど、蛇は守護神として尊ばれてきました。
↓アダムとエバ(アルブレヒト・デューラー画)右側に蛇が見えますね。
また、ギリシャ・グノーシス主義のウロボロス(蛇が尻尾を食べることで、生と死のサイクルが常に続いていることを示す)も有名な蛇。
さて実際の動物としては、ヘビは南極大陸と、ニュージーランドや一部のハワイ諸島などのより孤立した島を除いて、すべての大陸で見ることができます。変温動物で環境によって体温調節が必要とされます。
うろこがあって、皮膚は乾燥し冷たく、成長すると脱皮します。その際、古い皮膚を脱いで新しく再生することができるので、寄生虫や有害なカビを取り除くことが可能です。
一部の蛇には毒がありますが、獲物を制圧するためのものです。毒の中には人間の薬として使われるものもありますが、これは実際には、牙から注入される唾液を改良したものです。
ヘビの獲物の捕らえ方としては、絞殺や、体を巻いて筋肉で獲物を押しつぶす方法があります。
この動物は今-
種類によって気にしなくてよいものから絶滅危惧種まで様々です。イルカの知能の高さを理由に、生存権利を求めて、イルカを殺したり捕獲したりすることを違法にしたいと考える人もいます。イルカには野生の敵はほとんどいませんが、一方で、人間は大きな被害を与えています。
私は西日本の田舎とと都会の中間あたりに住んでおり、今日本で野生の蛇を見ようと思えば、かなりの田園風景のある場所に行かなければそう簡単に出会うことができないのではと想像しますが、あなたは道で会ったことはありますか?
日本の民間信仰でも白蛇が守り神だったり、龍と深く関連していたりすることから、古き良き昔の時代にはもっと現在よりもなじみが深い動物だったのではないかと思います。
今の身体を脱ぎ捨てて、生きながらにして新しく生まれ変わるような姿は神秘的で、良い悪いにつけ様々なジンクスが生まれるのもうなづけますね。
人物像としては、蛇ですから、爬虫類っぽい顔とか、蛇のように静かに忍び寄るような感じ。絞めつけられたら命を落としそうですから、その人にターゲットとして狙われたら逃げられないような。ちょっと怖いですかね。アダムとイブの聖書のお話では悪と誘惑の存在、しかしタロットではアダムとイブに目覚めさせた知恵の象徴。いろんな人がイメージできますね!
オラクルカードのメッセージとしては、脱皮から派生する意味合いの「新たなことに挑戦」、そして創造神の神話から「何かを生み出す、創り出す」こと、蛇が生涯脱皮を続けることから、「変化し続けること」が示唆されます。ブックレットにある「体の不調が良くなる」というのは脱皮して新しい細胞に生まれ変わることから来ているのでしょう。