№18. Sea otter ~ラッコ ~【Divine Animals Oracle】カード解説(ディバイン アニマル オラクル シリーズ18)

こんにちは、テレサです。

今回はカードナンバー18、ラッコ。

 日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。

 参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。

 

 じゃあさっそく、いくよー!

№18. Sea otter ~ラッコ ~

【変容、変身、自分を変える、がテーマ】

 ウェールズの詩人タリエシンの伝説が紹介されています。

 魔女ケリドウェンにはモーフランという醜い息子がいました。彼の外見を変えることはできず、代わりに彼女は魔法の薬でモーフランに深い知恵を与えることにしました。

 その薬を作るには本当に難しく長い時間と専門知識が必要で、煮立てながら1年と1日、絶え間なくかき混ぜなければ成功しません。しかも最初の3滴以外は効き目がなく、残りを飲むと即死!

 ずっと火を焚く日々、魔女ケリドウェンは少年グウィオンを雇って混ぜさせていました。最終日になって、大釜からの泡が飛んで、うまい具合に3滴グウィオンの親指に付きました。あっと思ってグウィオンは親指をなめると、たちまち賢くなり「ケリドウェンに怒られる!」と怖くなって逃げ出します。

 当然ケリドウェンは追いかけ、賢くなったグウィオンと早速魔法合戦に。グウィオンはウサギに、するとケリドウェンはグレイハウンドに、海に着いたグウィオンは魚に、ケリドウェンはラッコに。

 そして最後にグウィオンは一粒のトウモロコシ(※一般的な説では麦粒)になり、ケリドウェンは雌鳥に変身してとうとう彼を食べてしまいました…すると…なんとケリドウェンは妊娠してしまいました!

 お腹に宿っているのがグウィオンだと確信したケリドウェン。生まれたら絶命させてしまおうと思っていたのに、その赤ちゃんが美しすぎてできない…仕方なく海に流したところ、なんとラッコに助けられ、ラッコがお腹で育てて岸まで連れていきます。

 やがて人間に見つけられ王室で育てられたその子は、詩人タリエシンとなりました。

 ブックレットにはこう書いてあります。

 自分が望む「変容」は、本当の意味での「恒常性」です。未来は変えられるし、過去から学ぶこともできます。自分自身を変えるのであって、他人を変えるべきではありません。それは自由意志に反しているからです。他人を早急に厳しく判断したりしないように。少しリラックスして元気を出して。

…Divine Animals Oracle 付属のブックレットより

  人は変わり続けるもの。大人になってからは状況によって臨機応変に精神的成長をし、過去の自分の姿とは違うものになり続けていくことはむしろ恒常性なんですね。水に浮かぶラッコみたいに軽やかに暮らしてみましょう。緊張すると沈んでしまいます。

 さて実際ラッコはといえば赤ちゃんを胸やお腹に乗せて水面に浮かべたり、他のラッコと腕を組んで寝たりと、とても楽しそうに行動しているのだそう。カニや貝を叩いて割るためのお気に入りの岩を持っていて何度も使うラッコもいるんですって。

この動物は今-

 200年前の大規模狩猟で約1000頭まで減り、保護活動で推定3000頭まで増加していますが、生息域が非常に狭くなっているため、依然として絶滅の危機に瀕しています。

ケリドウェンはいいとして醜いとされる息子自身は知恵が欲しかったのでしょうか?またグウィオンはどうだったのでしょう?グウィオンは反射的に薬を舐めたとはいえ、やっぱりその行動は能動でした。結局変化をするのは「自分」の行動からで、他人に変化を求めるのは違うというのも伝わる伝説でした。ケリドウェンの魔女としての知識は深く熟練したものでしたが、重くネガティブなエネルギー。背中で浮いてくるくる回りリズミカルに貝を叩いて割るラッコの姿は楽観的で軽やかです。そこの対比も感じ取れますよね。人物像もそこに見出すことができます。楽しそう、可愛らしい、物事を重く受け止めない、しなやかに変化を受け入れる人。つぶらな瞳、丸顔、みんなに可愛がられるタイプ?なんとなくいじられキャラ(本人は全く気にしていない)な印象も。オラクルメッセージとしては、「自分から変化を求めましょう」「リラックスして楽しみましょう」「自分自身で変わり続けられる柔軟性を持ちましょう」…といった感じでしょうか。