こんにちは、テレサです💖
今回はウルフ、狼のメディスンですよ。ここまで見て、いかにアメリカ先住民インディアンの人々が動物を観察しているか…よくわかりますよね。
その動物に対するこれまでの自分の中イメージから遠いものもあるし、ちょっとびっくりします。
彼らは狼にどんなメディスンを当てはめたのでしょうか✨
さてカードのご紹介は1枚につき1記事としています。メディスンカードについての予備知識もぜひご覧くださいね💖(じつはこれ⑥まである…💦)
この記事では、カードを使うにあたって必要だと感じるところを翻訳してまとめていこうと思います。
どうしても完訳が読みたい方はVOICE社刊のメディスンカードを中古で手に入れるのも良いですし、正規輸入品を購入して、ご自身で翻訳してみてください。2021年10月中旬現在、Amazonで3000円ぐらいです。
では早速、いくよー!
№15. Wolf ~ウルフ(狼)~
ウルフよ…
教師で、開拓者、
我が魂の幻月。
吠えて、歌って、
学ぶ方法を教えてくれる。
げん‐げつ【幻月】
weblio 辞書
月の両側に1個ずつ、別に月があるように見えるもの。空中の氷晶により光が屈折してできる暈(かさ)の一種。《季 秋》
テーマは『教師』
ウルフは開拓者であり、新しいアイデアの先駆者であり、クラン(氏族)に戻ってメディスンを教え、シェアします。
ウルフは一人の仲間と一生を共にし、犬のように忠実です。
もしあなたがウルフと付き合うとしたら、群れの中での巨大な家族意識と、強い個人主義的な衝動に気付くでしょう。
こうした性質から、ウルフは人間に非常によく似ています。人間にもまた、社会の一員でありながら、個人の夢や考えを具現化する能力があります。
グレート・スター・ネイションでは、ウルフは犬の星であるシリウスに象徴されています。
シリウスは、古代エジプトでは神々の住処とされ、アフリカのドガン族では今でもそう考えられています。
ネイティブアメリカンの人たちが、同じようにウルフ族を教師の一族として採用したのは当然のことです。
ウルフの感覚はとても鋭く、月はそのパワーとつながっています。
月はサイキック・エネルギーの象徴であり、知識や知恵の秘密を秘めた無意識の世界でもあります。
月に向かって吠えるのは、意識の表面下にある新しいアイデアとつながりたいというウルフの願望の表れかもしれません。
ウルフのメディスンは、私たちみんなの内側にある教師のような一面に力を与え、地球の子供たちに偉大な神秘と生命を理解する助けとなります。
ウルフのカードを引いた人は、自分のメディスンを他の人と共有することができるでしょう。
また、あなたが直感を発揮すれば、現在の自分に対するプライベートな答えや教えをすでに持っていることに気づくかもしれません。
ウルフ的な側面が自分の中で活気づいているのがわかれば、あなたは、他の人が唯一無二の自分や人生の道をより理解するために、何か役立つ情報を文筆したり、講義したりして、自分の知識を共有したいと思うでしょう。
人類の意識が新たな高みに到達するのは、偉大な真実を共有することなのです。
ウルフはまた、自分の中にいる教師の存在に気付くことがができる孤独な場所を探すように言っているのかもしれません。
他の人間がいないパワーのある場所での孤独の中で、あなたは本当の自分を見つけることができるかもしれません。
どこにいても教えを求めなさい。
部族で最も偉大な教師の出現をあなたが要求しない限り、ウルフがやって来ることはありません。
逆位置
ウルフの逆位置を引いた場合は、現状の限られた視野を広げることを求められています。
そのためには、大きな勇気と新しいアイデアに目を向けなくてはいけません。
また、古い考えを打ち消して学ぼうとするときに、新しく得られるもののための空きスペースを常に確保しておく必要があるかもしれません。
知恵というギフトは、あなたが十分に道を歩き、十分に行き止まりを見つけて、本当に森を知ったときに受け取れるもの。
隅々まで発見し、再発見することで、同じものは何もないとわかるのです。
逆位置のウルフは、停滞や自分の意見を主張することへの恐れが、あなたの人生における変化の流れを妨げていると伝えているのかもしれません。
逆位置のウルフは常に、新しい人生経験への道を示してくれる教師や道しるべを求めなさい、と促しています。
覚えておいてほしいのは、教師や道しるべは、心の中の小さな静寂の声かもしれないし、人、葉っぱ、雲、石、木、本、グレート・スピリットかもしれないということです。
生きることは成長することであり、成長するためには、すべての生命体を自分の教師として受け入れることが必要です。
ウルフになって、冒険心を持ってみましょう。
単に吠えるだけ、はもうやめて、自ら月になることを学ぶことができるでしょう。
狼が先生か…
野生の狼を知らないと出ないですよねこれは…。
満月に吠える(こわい)、赤ずきんちゃん、他、伝説ぐらいしか知らなかったですよ。でも思えば、日本にも良い作品があります。『あらしのよるに』では、狼が教師というのも少し理解できる(?ちょっと違うかな)中村獅童さんが、すごくアテレコが上手で。まだご覧になってない方はぜひ視聴してほしいなあと思います。他に狼といえば、『おおかみこどもの雨と雪』こちらもまた切ないファンタジスティックなお話😢ぜひこうした作品にも触れてみてください。
メディスン・カードの狼は、孤高の狼。孤独の中から知恵を得る、自分で道を探す(でも心の中に教師がいる/教師を探す)そんな感じでした。野性味を抜いた、隠者ですかね。しかしまあ、ウエイトスミス版タロットの隠者は元愚者だ、なんていう研究者がいるぐらいですから、隠者ももとは野性味あふれていたのかも(爆)。
さらになんといっても、ここで触れないわけにいかないのが「月」のカードでしょう。二匹の犬が描かれ、たいていは片方が犬で片方が狼。(飼いならされた面と野生の面を表す)。月はもちろん霊性の象徴。サイキック!ホラー?狼男…(笑)
↑ウエイトスミス版「隠者」
↑ウエイトスミス版「愚者」
↑ウエイトスミス版「月」
ちなみにDivine Animal Oracleのオオカミはこんな感じです↓